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更年期に意識してとりたいのは、女性ホルモンを支え、老化を防ぐ食べ物です。加齢とともに弱まる機能を保つことが、心と体のアンチエイジングにつながります。更年期の食べ物は、黒い色のもの(黒豆、黒ごま、黒きくらげ、のりなど)、粘りけのあるもの(納豆、長いも、オクラなど)、海のもの(えび、貝類など)。また杜仲茶、菊花茶、黒豆茶です。

更年期の症状を緩和する飲み物
更年期の冷えは心身の不調をまねくもとです。加齢とともに血行が低下して冷えやすくなるので、日常に取り入れやすいお茶を利用して、血行をよくしてください。血流促進効果があるのは、黒豆茶、紅花茶、玖瑰花茶、ローズヒップティーなど。

セロトニンの材料になるたんぱく質をとる
心を穏やかにする神経伝達物質セロトニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸の一種のトリプトファンからつくられます。トリプトファンを多く含む食品は、牛乳、チーズ、ヨーグルト、卵、かつお、大豆、豚もも肉、牛ヒレ肉、鶏ささ身など。またトリプトファンをセロトニンに変えるためには、ビタミンB群をはじめとするビタミン、ミネラルが必要なので、やはりバランスのいい食事が大切です。

食事がとりにくいときや食欲がないときなどは、サプリメントを利用するのも手です。ビタミンやミネラルは協力し合って慟くため、マルチタイプでとるのがポイント。この2つをベースに、心の不調が気になるときにはアミノ酸をプラス。

肉断ち、油断ちは禁物

カロリーやコレステロールを気にして、肉や油脂をひかえすぎるのはよくありません。肉はアミノ酸の重要な供給源で、セロトニンなど心の安定に関わる毒経伝達物質や、体の熱を生み出す筋肉をつくるもとになるものです。また、脂質は女性ホルモンや脳細昆の材料であり、肉や油脂もバランスよく適度にこることが肝心です。