更年期のすごし方

更年期、閉経前後の10年ほどはさまざまな不調があらわれる場合があります。これが更年期障害です。更年期を健やかに過ごせるためのセルフケアや対策を紹介していきたいと思います

life


生活を変えて更年期を乗り切りましょう。まずは食べ物です。食べ物次第で体は変化します。まずやりたいのは血糖値コントロールのための低糖質食。

甘いものだけでなく、主食を控えめに。そして食べる順番は炭水化物をいちばん後に。血糖値のムダなアップダウンがなくなると、ホルモンバランスが整うだけでなく、更年期の精神症状も、なくなることがあります。

40代、50代はタンパク質、鉄分、'ビタミンB群が不足してしまうことが多いので意識して食事に取り入れましょう。毎日、肉と魚と野菜を意識してたくさんとることが大事です!

また更年期の症状で、いちばん多いのが不眠や眠りの浅さです。自律神経のバランスがとれずに陥りがちな症状です。

でも、あまりにも眠ることに固執すると、よけいに不眠が続くごとにもなりかねません。リラックスして、副交感神経を優位に働かせましょう。

お気に入りのパジャマ、好きな香り、リラックスできる音楽、ふわふわの布団と心地いい枕…。ゆったり眠れそうな環境を整えることも大事です。また。

眠る直前に食べ物を食べたり、目や頭を使いすぎるのはNG。スマホを持ってベッドに入る習慣のある人は要注意です。

あとは更年期の生活に必要なのは適度な運動です。適度な運動は血流をアップしたりストレスを発散したりすることが体調をよくし、女性ホルモン低下に負けない体をつくってくれます。

ハードな運動は逆ストレスになってしまうので、楽しみながらできる有酸素運に動や柔軟性を高める運動がベスト。ウォーキングや山歩き、ヨガ、ダンスなど、長続きできることから始めましょう。

edema

冷えて血液の循環が悪くなると、むくみます。脚がパンパンにはって靴がさつくなったり、顔が朝からむくんでいたりすることも。

顔がむくんでいると、頭までむくんでいるのかしらと感じるくらい、頭の回転が悪くなって、仕事がはかどりません。

冷えやすい冬だけでなく、冷房で冷えて夏もむくみを訴える人が、実は多いのです。イライラ、便秘、クマなど、さまざまな不快症状が現れます。

生理前の時期は、消化器を休め、肝臓、腎臓の働きを高めることが大切です。
疲れて体調が低下しているときに起こりやすいのが、むくみなのです。
むくみはプレ更年期から、起こりやすい症状です。

ただし、心臓病や腎臓、甲状腺などが悪い可能性もあるので、一度は病院を受診して検査をしてみることが大切です。

更年期のむくみには入浴と深呼吸が効果的

むくみ対策には、なにしろ汗をかくこと。入浴もおすすめです。むくみやすい人は、運動を習慣にしましよう。
日ごろから、深呼吸を心がけることもむくみ対策になります。

ちょっとした仕事の合間や緊張が続いた後などに、深呼吸をこまめにするように心がけましよう。血行をよくして、代謝を高めてくれます。胸郭の周りの筋肉は大きいので、呼吸筋をよく使うといい運動になり、血行がよくなるのです。

汗を出してから寝ることも、むくみ対策には有効です。おへそあたりまでのぬるめのお湯で半身浴をしましよう。20分はじっくり入って汗を出すと効果的です。

夏でもシャワーだけで済ませす、湯舟で温まることが大切です。水分を補給することも忘れずに。

また、フェンネル、ローズヒップ、ウコン、ジンジャーなどの八-ブティーは、利尿作用に優れているのでおすすめです。



tinnitus

耳鳴りにはいろいろあります。ゴーとかザーとかいうものから、仕事を終えて静かにしているときや、夜周囲が静かになってからシーと感じる耳鳴りもあります。

突然、片方の耳鳴りをめまいと一緒に感じる人も多いようです。また、体が宙に浮いているようなフラフラする感じがする人もいます。

天井や壁がグルグル回るような回転性のめまいを、吐き気と一緒に感じることもあります。脳外科や耳鼻科で調べても何も異常が見つからなかったら、更年期の症状かもしれませんね。

更年期によるめまいや耳鳴り原因

疲れたときや寝不足時にかすかに感じるめまいや耳鳴りは、心配はいりません。急に大きな耳鳴りがしたり、回転性のめまいに耳鳴り、難聴がともなったりするものは、メニエール病や突発性難聴などの可能性もありますので、1週間以内にすぐに耳鼻科を受診しましよう。

更年期によるめまいや耳鳴りは、原因は不明ですが、東洋医学的には後頭部や首、肩の血流と関係があると考えられています。

疲れや緊張によって耳の周囲や後頭部の血管が収縮し、むくんだり血流が悪くなると、めまい、耳鳴りが起こくやすくなります。

体内の血液循環をよくすることでめまいや耳鳴りをケア


耳は、腎とつながっています。体内の水はけが悪いと、めよいや耳鳴りの症状が出やすくなります。体内で水分が滞り、血管外に水分がたまってしまうと、血管がおされ血液がうまく循環しなくなります。

血液循環をよくして、水はけをよくすることが必要です。頭、首、肩、耳の周りに、耳鳴りやめまいのツボがあります。
首や肩をマッサージしたり、頭の耳脇のツボ(耳たぶのつけ根の下あたり)を押してみてください。症状が治まることがあります。

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